Licorice
～古くて新しいハーブ～
甘草は、漢方処方中最もよく用いられる生薬であり、「傷寒論」（紀元前200年頃）では113処方中、約80処方に、 現在の繁用漢方処方の212処方中にも約７割の驚くべき割合で処方されている。しかしながらその薬効については、 古くは諸薬を和合し解毒の効があるように記述されており、単に曖昧、緩和的なものと考えられがちであった。
現在では、かぜ薬から慢性肝炎、抗アレルギーの医薬品、またドリンク剤などにも広く利用されている。 甘味料としての使用も多く、塩慣れ効果を利用して醤油や漬物、水産加工食品などに使用されている。 化粧品や医薬部外品にもその成分が利用されており、日常生活に驚くほど広く浸透している。
カンゾウ抽出物
漢方でも使われる甘草から抽出して作られる甘味料
主成分はグリチルリチンという物質で、この物質の甘さは砂糖の150～250倍。
漢方においては甘草は、解毒薬、消炎薬、暖和薬などに使用されている。
塩味の食品なれや不快味を矯正する効果があります。
特異な持続性のある甘味で多くの場合他の甘味料などと併用して用いられます。
表示・・・・・「甘味料（天草抽出物）」
使用用途・・漬物、佃煮、みそ、醤油、等飲料水：機能性飲料・清涼飲料等のビタミンC強化剤