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Lactic acid

運動によってグリコーゲンやブドウ糖などが使われるときに同時に生成される有機化合物で、ヒドロキシ酸の一種である。
この乳酸が蓄積すると、通常は中性に保たれている筋肉などが酸性に傾き、体に良くない影響を及ぼすと言われてきました。 急な運動や激しい運動後の筋肉痛は、この乳酸の蓄積が原因のひとつと考えられており、疲労物質と呼ばれることもあるが、 それだけではなく、むしろエネルギー供給源であり、筋機能を高める役割があるという研究結果も報告されてきている。

炭水化物を分解して、乳酸を合成する(乳酸発酵)微生物を総称して「乳酸菌」と呼ぶ。

乳酸はヨーグルトやチーズ、バター・漬物・日本酒など、さまざまな加工食品に含まれており乳酸菌は、食品工業に応用されている。

主な用途苦味料・酸味料、製造用剤

酸味料、防腐剤、還元剤として、飲み物・砂糖・お菓子・魚肉・野菜の加工を保存に使われる。煙草の品質を高めて、温度を維持することが出来る。
また、製革では乳酸により石灰を除去し、皮革が柔らかくなめすことができる。
紡織では、これで繊維を処理すると、繊維に色が付きやすくなり艶が出て、手触りが良くなる。 発酵工業では、乳酸を用いて発酵する酵酸度を調節することができる。 例えば、ビールを作る際 燐酸の変わりに乳酸を酸度調節剤として用いても、味の面では燐酸に及ばないほど優れた役割を果たすことが出来る。

一般情報
IUPAC 名乳酸(許容慣用名)
別名α-ヒドロキシプロパン酸
分子式C3H6O3
分子量
式量g/mol
形状無色固体
CAS 登録番号[50-21-5]
[79-33-4](L(S)体)
SMILESCC(O)C(=O)O
規格
実行標準GB2023-80
含量 %≧80
塩化物 %≦0.002
硫酸物 %≦0.01
鉄 %≦0.001
燃焼残量物 %≦0.1
重金属(ph)≦0.001
ヒ素(As)≦0.001

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